ギターの各部名称/役割について
2015/06/17
ギターの各部名称とその役割について解説していきます。
ギターは大きく分けて、ヘッド、ネック、ボディから構成されています。その中で細分化していくと、ヘッドの中ではペグ(糸巻き)やナット、ネックの中ではフレットや指板、ボディの中では、ピックアップやブリッジ、トレモロアーム、コントローラノブ、スイッチ、ジャック、エンドピンなどがあり、細部の名称を知ることでメンテナンスなどで役立ちます。
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ヘッド
Contents
ペグやナット、テンションバーなどがあり、弦の端を保持し、音程調整する役割がある
ペグ
ペグは、弦を巻きつけて音程を調整する役割がある糸巻きのこと。ヘッドに取り付けられている。
左右対称に3つずつ配置されているものや、片側に6つ配置されているものがある。
ナット/テンションバー
弦のヘッド側の支点となる部位です。ナットはヘッド側の支点となり、解放して弾いた時の音程を留めるための役割がある。
ナットは牛骨やカーボン、合金などの素材で出来ており、形は四角い棒状。表側には弦の横滑りを防ぐための溝があり、ヘッドと指板の端に設置されている。
ネック
ネックは指板やフレットを配置し音程や音階を保つための役割がある。
指板/フレット/ポジションマーク
ネックの弦を押さえる面のこと。また、フィンガーボードと呼ぶ方もいます。指板は指で弦を押さえてロックする役割がある。
指板にはフレットが打ち込まれており、場所をわかりやすくするポジションマークも埋め込まれています。レスポールなどは側面にバインディングされているものもある。
指板の表面につけられたカーブをアール(R)というが、バイオリンやビオラなどの指板と比べて、ギターやベースの指板のアール(R)は、ゆるやかで、クラシックギターなどの場合はほとんどアールがついていない平らなものが多い。
指板に使われる材木は、エボニーやローズウッド、メイプルが多く使われています。
フレットは指板を押さえた際の支点となり、音程を保つための役割がある。
ギターネックの指板上に打ち込まれた金属棒をフレットと呼びます。高低や幅、形状、材質が異なるさまざまなタイプのフレットが存在します。
素材はステンレスや真鍮、ジャンボフレットやミディアムなど様々のものがある。
各フレットの呼び方は、ナット側から1フレット、2フレット、3フレット〜〜で、ブリッジ側でのフレットではテレキャスなどは21フレット、ストラトやレスポールなどは22フレット、24フレットなど様々。スチール弦のアコースティックギターでは20フレット、ナイロン弦では19フレットのものが多い。
弦をフレットに押さえつけ、そのフレットからブリッジまでの間の弦が振動し音程が奏でられる。1フレットごとに半音ずつ上下する間隔で打ち込まれており、ハイポジション(ブリッジ側)に向かってその間隔は狭まります。
ジョイント
ネックとボディの接合部分。分類として、ボルトオン、スルーネック、セットネックなどがある。
ボディ
ギターの胴体部分です。木の素材によって音の音色(トーン)が変わります。ストラトのように木を削り出したものや、メイプルトップ/マホガニーバックなどのレスポールやB.C.Richのように、2種類以上の材を組み合わせたものもあります。
ピックアップ
ブリッジ
弦のボディ側の端。弦振動をボディに伝える役割を担う。
シンクロナイズド・トレモロやテレキャスタータイプ、ロック式トレモロ、チューンオーマチック(Tune-O-Matic)など、様々なタイプがあります。
トレモロアーム
コントローラーノブ
スイッチャー
エンドピン
肩からかけるストラップを利用して演奏する際に、ストラップをエンドピンに留めるために利用する。